約 840,376 件
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/5171.html
探偵 神宮寺三郎DS いにしえの記憶 【たんてい じんぐうじさぶろうでぃーえす いにしえのきおく】 ジャンル アドベンチャー 対応機種 ニンテンドーDS 発売元 アークシステムワークス 開発元 ワークジャム 発売日 2007年7月19日 定価 3,800円(税別) レーティング CERO C(15歳以上対象) 判定 良作 探偵 神宮寺三郎シリーズリンク ストーリー 概要 収録作品 評価点 問題点 総評 ストーリー 愛車のドアに手をかけた瞬間、突如警察に取り囲まれる神宮寺。 囚われの身になった彼の運命は…? その様子を見守る一人の青年は…? かつて解決した事件を発端に神宮寺は新たな事件に巻き込まれる。 概要 コマンド選択式の探偵物アドベンチャーゲーム『神宮寺シリーズ』の第11作目。 モバイルに移行していた『神宮寺シリーズ』のDS移植版に当たる。 本編としては、FC4作品のモバイル版及び、それに続くモバイル作品『アカイメノトラ』、加えて本タイトル作『いにしえの記憶』の6作品を収録。 謎の事件簿も過去作のリメイクと、新作合わせて6作が収録されている。 神宮寺の事を知らない青年「小杉 健一郎」が神宮寺を助ける為に過去の事件を調べる、という形でリメイク作品をメインシナリオに組み込んでいる。 収録作品 『新宿中央公園殺人事件』 『横浜港連続殺人事件』 『危険な二人』 『時の過ぎゆくままに』 『アカイメノトラ』 『いにしえの記憶』 他、謎の事件簿6話分。 評価点 神宮時らしさはそのままに今風にリメイクされた旧作品 1作目以外は基本的にシナリオの流れはそのままに、ムービーが挿入されたり、イラストやシステムを変え、遊びやすくしている。 破綻していた原作シナリオを大幅リメイク トンデモシナリオだった第1作『新宿中央公園殺人事件』はモバイル版に作り直された際に、完全にシナリオが一新されており、普通に一つの話として良い物に仕上がっている。 他のシナリオも『新宿中央公園』程ではないが、原作の気になる点が直されている。 これにより、どれも一つの物語として筋が通るようになっており、概ね修正は好評。とはいえそれでもシナリオ変更に抵抗がある原作ファンの声もあった。 シリーズおなじみのパスワードも引き続き搭載、ジュークボックス(他作品でいうサウンドテスト)やまだ見つけてないパスワードのヒント機能も有る。 前作の白い影の少女と違い、一度入力したパスワードが記録されるようになった。 問題点 物足りなさ 基本的にモバイル版の移植である為、本作のみの完全新作は『いにしえの記憶』と謎の事件簿『三郎と不思議なホテル』のみ。 加えて、1作目を除きFC版のシナリオを多少の変更(FC版では死ぬキャラがリメイク版では生存など)はあるものの、流れはそのままなぞっているため、シリーズを継続してプレイしている人には非常に物足りない。 とはいえ相応に定価も安くなっており、また原作未プレイであれば十分なシナリオ量である。 新作シナリオ『いにしえの記憶』も過去作品を振り返る為のシナリオであり、一つの話としては少々物足りない。 ストーリーの設定上「神宮寺」の事を知らない人物が過去の調査ファイルから情報を得るという流れなので過去作品を全てプレイしながら進めればそれなりのボリュームとなる。 前作の白い影の少女では登場人物の詳細なプロフィールが有ったが、本作ではやや簡素になりさみしい。 セーブファイルの問題 謎の事件簿を含めて12話分有るがファイル数は3つしかない。 とはいえ元がモバイル版だけに各シナリオがそこまで長くは無く、謎の事件簿を除けばマルチエンドも無い為、中断機能としてはそこまで困る事はない。 パスワード入力等のゲームクリア状況は初期化が出来ない。 その為、パスワード探しをもう一回やり直す事が出来ない。中古で買った場合には最初から全解禁済みだった場合も良くある。 続編ではセーブデータを完全に初期化する機能が追加された。 BGMの質 ハードスペックの仕様上仕方ないが、据え置きで出された頃の作品に比べるとやはり劣る。 容量の少ないアプリ版の移植であるため、オリジナルに存在したBGMの一部が削られてしまっている。特に「時の過ぎゆくままに」では洋子パートのBGMがカットされ、神宮寺パートのBGMがそのまま使いまわされており、雰囲気が大きく異なっている。 また、キャラボイスも無い。 総評 神宮寺シリーズがモバイルへ移行後の、コンシューマー移植第1作である為、ほぼ全てが過去作のリメイクとなっている。 元が人気作だけに本作のシナリオもその出来は保障されていると言える。 また無茶苦茶なシナリオだった『新宿中央公園殺人事件』は完全にシナリオが一新され、一つの物語として良好になっている。 神宮寺シリーズを初めてプレイする人は本作から始めるのもよいだろう。
https://w.atwiki.jp/pokecharaneta/pages/12985.html
草案 キャラクター 神宮寺三郎 オーベム 特性:アナライズ 技:めいそう 御苑洋子 アブソル 特性:きょううん 技:さきどり 熊野 ウィンディ 特性:せいぎのこころ 技:ないしょばなし 今泉直久 キリキザン 特性:まけんき 技:さしおさえ アーケオス 風林豪造 特性:よわき 技:がむしゃら 天沼かすみ チラチーノ 特性:メロメロボディ 技:メロメロ 天沼まなみ チラーミィ 特性 スキルリンク 技;ゆうわく 小林勇介 オノノクス 特性:かたやぶり 技:かいりき 前田明宏 ダイケンキ 特性:げきりゅう 技:きりふだ 長岡孝弘 ジーランス 特性:がんじょう 技:ドわすれ 烏浜晃一郎 ニョロボン 特性:しめりけ 技:やつあたり -- (ユリス) 2015-12-19 14 09 54
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/8377.html
探偵 神宮寺三郎 GHOST OF THE DUSK 【たんてい じんぐうじさぶろう ごーすと おぶ ざ だすく】 ジャンル アドベンチャー 対応機種 ニンテンドー3DS 発売元 アークシステムワークス 開発元 オレンジ 発売日 2017年8月31日 定価 【パッケージ版】5,370円【ダウンロード版】4,991円(共に税別) レーティング CERO B(12歳以上対象) 判定 良作 探偵 神宮寺三郎シリーズリンク ストーリー 概要 収録作品 評価点 問題点 総評 余談 その後の展開 ストーリー 西新宿にある謎の屋敷で起きたホームレス男性の事故死。何の変哲もない事故現場に、不思議な違和感を覚える神宮寺。 一人捜査を進める神宮寺は、旧友の力も借りて、見事真犯人を突き止めることに成功する。 そんな彼の能力を見込んで屋敷の主・矢上は、とある依頼を持ちかける。 「また、近いうちに連絡をする」 そう話す矢上と別れ、一人帰途につく神宮寺。 次の日、事件は思わぬ方向に急展開を迎える…。 30年前の事件をきっかけに、いま再び新宿に激動が走る! とある“屋敷”に隠された秘密と“亡霊と呼ばれた男”の苦悩を、神宮寺はまだ知らない…。 (公式サイトより) 概要 コマンド選択式の探偵物アドベンチャーゲーム『神宮寺シリーズ』の第17作目で、シリーズ30周年記念作品。 前作まで開発を担当していたワークジャムの解散に伴いアークシステムワークスが事業権利を取得、また開発を主導した初の神宮寺シリーズとなる。 表題作に加えCS移植されていなかった携帯アプリ版4作品が収録。 謎事件簿も新作が1作品収録されている。 初回生産特典として『横浜港連続殺人事件』FCアレンジ版のダウンロードコードが付属していた。 収録作品 『鬼姫伝』 『愛ゆえに』 『勿忘草の想い』 『揺らめくひととせ』 『GHOST OF THE DUSK』 表題作。シナリオは『赤い蝶』を担当した金子光恵氏。 『学園祭密室事件』 謎の事件簿。 評価点 シナリオは安定の神宮寺クオリティ。 携帯アプリ版の移植作は全編にサーチパートが追加されており、全体的にボリュームアップしている。 逆にDS版で行われたムービーの追加がなくなっており、ゲームテンポもさほど変化していない。 表題作『GHOST OF THE DUSK』は6章構成に加えサーチパートやTPS、推理パートも随所に挟まれるためボリュームも十分。 最初の事件は割合あっさり解決するが、そんなものは序の口と言わんばかりに次々と事件が発生する。状況や立場が二転三転し、それらを乗り越えて事件の真相に迫っていく神宮寺シリーズらしいシナリオを楽しめる。 過去作にありそうでなかった洋館サスペンスの要素も含まれており、今までと同様に事件の犯人を捜すのと並行して屋敷に隠された秘密を解き明かすのがもう一つの目的となっている。 シナリオ自体がかなり長いため、表題作のみチャプターごとにプレイできるようになっている。ただし全チャプターを自由にプレイするにはラストに当たる6章まで進めたセーブデータが必要。 BGM こちらも安定の神宮寺クオリティ。 今までと同じくしっとりとしたジャズをメインにしているが、前述の屋敷の探索ではおどろおどろしい曲調により緊張感と恐怖感を存分に煽ってくる。 オープニングテーマ「ключ(*1)」は表題作に深く関わるロシア語の歌詞と女性ボーカルによる美しくミステリアスな曲調。ムービーとの親和性も高い。 問題点 物足りなさ 本作もメインはモバイル版の移植のため、本作のみの完全新作は表題作と謎の事件簿のみ。 ただし、前述のように表題作のボリューム自体が多いので、ミドルプライスであることも踏まえれば十分なシナリオ量である。当然、アプリ版未プレイであればさらにボリューム感は増す。 表題作の一部推理 + ネタバレにつき格納 最初の事件の犯人に関する手掛かりとして「左利きである」という情報が得られるが、実際に犯人を特定する場面での情報が「フリント式のライターを左手で扱っている」というもの。 フリント式のライターとはジッポライターや百円ライターなどのように砥石を回して着火するものだが、タバコを吸わない人にとってはそもそもどんなものかイメージできず、作中でも説明されない。 加えて、ライターを左手で扱うことが左利きとなる根拠についても「このタイプのライターは利き手でないと扱いづらい」というもので、やはりタバコを吸わない人には知りようがない。 パスワード関連 本作では本編中でパスワードを入手した時点で(パスワード画面で入力しなくても)自動解禁になる。 そのため、タイプライターを使うのは最初のページとヒントページ、公式サイトで入手できるパスワードを入力するときだけとなっており、やや味気ない。 ヒントページで教えてくれるパスワードの入手シナリオに1か所間違いがあり、ヒント通りに探しても絶対に見つからない。場所は合っているので、別のシナリオで同じ場所を探せば見つかりはする。 グラフィック 例によって例のごとくだが、シナリオごとにキャラクターのグラフィックが大きく異なる。 特に洋子の外見はシナリオによって別人レベルで異なる。 システム こちらも良くも悪くも前々作以前に回帰している。目新しい部分がないと見るかいつものシステムと見るかは人それぞれだろう。 総評 開発元は変わったが、シナリオやBGMはいつもの神宮寺シリーズと呼べるほどの安定の出来。 基本がアプリ版の移植のため移植元の作品をプレイ済かどうかでボリューム感は変わるものの、表題作単独で見ても致命的なボリューム不足で批判を浴びた前作と比べれば十二分にボリュームアップしており、見事汚名返上に成功したと言える。 余談 本編と異なり容姿が安定していた謎の事件簿版の洋子は、本作で容姿が大幅にリファインされ、最早美少女と呼んでも良いくらいに可憐なものへと変わった。 次回作である『PRISM OF EYES』でも本作に準拠した容姿となっている。 その後の展開 本作をもってモバイル版のCS移植が一通り完了したこともあり、以降はPS4/Switch向けのリメイク『探偵 神宮寺三郎 PRISM OF EYES』や完全新作『DAEDALUS The Awakening of Golden Jazz』などが展開されている。
https://w.atwiki.jp/switchsoft/pages/2394.html
探偵 神宮寺三郎 プリズム・オブ・アイズ ~連鎖する呪い~ ADV テキスト 400円(税込)816MB 今、新宿を舞台に再び事件が巡る。 ※本ソフトは「探偵 神宮寺三郎 PRISM OF EYES」に収録された「連鎖する呪い」と同内容になります。 新宿の街を舞台に、様々な難事件を鮮やかに解き明かす本格推理アドベンチャーゲーム 「探偵 神宮寺三郎」シリーズ。ハードボイルドな世界観から紡ぎだされる心温まる珠玉のストーリー。 「たばこ」システムを初め、ジャズを基調にしたBGMなども健在。 【STORY】 「俺は呪われている」 そう言葉を残して自ら命を絶った浅田健太郎。 恋人の由美子は健太郎の自殺の原因の調査を神宮寺に依頼する。 健太郎が呪われる事になった理由とは? 経て繰り返される復讐劇に、終止符を打つ事が出来るのか!? メーカー アークシステムワークス 配信日 2020年7月16日 対応ハード Nintendo Switch セーブデータお預かり対応 対応コントローラー Nintendo Switch Proコントローラー タッチスクリーン プレイモード TVモード, テーブルモード, 携帯モード プレイ人数× 1 対応言語 日本語 レーティング CERO C ギャンブル, 飲酒・喫煙 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/switchsoft/pages/740.html
探偵 神宮寺三郎 プリズム・オブ・アイズ パッケージ版/ダウンロード版 ADV 5,390円(税込)3.3GB→3.4GB 今、新宿を舞台に再び事件が巡る。 殺人、盗難、誘拐――…数多の事件が探偵を待ち受ける! 重厚な世界観から紡がれる奥深いストーリーはもちろん、そのハードボイルドな雰囲気の中で描かれる映像や音楽にも定評がある「探偵 神宮寺三郎」シリーズが、ついにNintendo Switchに登場! お馴染みの「神宮寺三郎」「御苑洋子」「熊野参造」が主人公となって、それぞれの難事件を解決していく新作ストーリー3本と 本編とは一線を画したコミカルなタッチで贈るアナザーストーリー「謎の事件簿」を収録。 また、携帯アプリで配信されていた過去作10本をフルリメイク! これまでとは違う新たな装いで、全14作品が楽しめる。 配信日 2018年8月9日 メーカー アークシステムワークス 対応ハード Nintendo Switch 対応コントローラー Nintendo Switch Proコントローラー タッチスクリーン対応 プレイモード TVモード, テーブルモード, 携帯モード プレイ人数1人 対応言語 日本語 CERO C ギャンブル, 飲酒・喫煙 セール履歴探偵 神宮寺三郎 プリズム・オブ・アイズ 15%セール 4581円(15%off) 2018/12/21 00 00~2019/1/8 23 59 プリズムオブアイズは短編13本入ってて、1本3時間くらい もともとハードボイルドがウリのシリーズだけど、これは薄め まあ主要人物3人が揃いも揃って人情派なので、ごく普通の探偵モノとしてもちゃんといけてる あんまり推理したりとかはない 一手間かかるサウンドノベルみたいな 早期購入特典のサントラが良くて、今でも聞いてる -- 名無しさん (2019-10-26 15 56 33) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/406.html
探偵 神宮寺三郎 Early Collection 【たんてい じんぐうじさぶろう あーりーこれくしょん】 ジャンル ADV 対応機種 PlayStation 発売元 データイースト【普及版】メディアリンク【GA】ワークジャム 開発元 データイースト 発売日 1999年8月5日 定価 5,800円 廉価版 普及版 2001年2月1日/1,500円 配信 ゲームアーカイブス 2007年12月26日/600円 レーティング CERO B(12歳以上対象)(*1) 判定 なし ポイント シリーズの歴史が詰まった1本 探偵 神宮寺三郎シリーズリンク 概要 収録タイトル 評価点 問題点 総評 配信 概要 探偵物のコマンド選択式アドベンチャーゲーム「神宮寺シリーズ」のオムニバスソフト。 シリーズ初期4作品の純粋な移植に+αした内容となっている。 収録タイトル 収録作品の内容についてはリンク先も参照。 新宿中央公園殺人事件 新宿中央公園で起きた殺人事件を巡る物語。RPGのようなマップで捜査する場面があるなど、他のシリーズにはない特徴がある。 横浜港連続殺人事件 行方不明になった恋人を探してほしいという依頼を受けた神宮寺が横浜を舞台に活躍する。 危険な二人 洋子の友人である京子の招待でオートバイレースの観戦に来た神宮寺だったが、レース中に京子の夫が事故を起こしてしまう。病院へ駆けつけた神宮寺たちだったが、運び込まれたのは夫ではなかった。そんな中、京子の宿泊しているホテルで他殺体が発見されるのだが… 元は前後編で発売されたタイトル。今作では一本にまとめられている。 時の過ぎゆくままに… 散歩をしていた神宮寺は一匹の犬と出会い、とある事件を回想する。 評価点 移植度が高い。 元がディスクシステム版のゲームでは本来ディスク入れ替えや読み込みが発生したポイントではローディング及びメッセージが無くなりテンポが良くなっている。ただし『新宿中央公園殺人事件』ではローディング画面がアイキャッチも兼ねていたため読み込みは無いが敢えて残されている。 『横浜港連続殺人事件』における誤字、脱字および固有名詞を間違えているといった問題点がすべて修正されており、より完成度が高まっている。 オリジナルにバックアップ機能のなかった『横浜港~』と『時の~』にもバックアップ機能が追加された。 もちろん、パスワード機能もそのまま使用できる。 ゲームを進めると項目が追加される「キャラクターファイル」を搭載。各作品の登場人物がわかりやすく載っている。 得た情報がクイズ形式で出題され、問題を解くと情報を整理してくれる「捜査ノート」と、次に進むヒントを示してくれる「HELP!」で捜査しやすくなっている。 特にノーヒントだと詰みやすい『新宿~』で活躍する。 神宮寺の回想という形でゲーム上で語られなかった事件の細かい伏線が保管されており、ゲームの邪魔にならずに物語の深みを増す事に成功している。 キャラクターの紹介やミニゲームなどを収録した「神宮寺TOPICS」を収録。 項目をオープンするには特定の場面で入手できる「タバコ」を消費する必要がある。 その他、各タイトルのビジュアルを集めた「アートギャラリー」と楽曲を聴ける「サウンドギャラリー」、『未完のルポ』『夢の終わりに』『灯火が消えぬ間に』の紹介なども収録されている。 アートギャラリー、サウンドギャラリーでは収録タイトルの他、アレンジ曲や『未完~』以降のタイトルのモノも多少収録されている。 PS以降の作品の紹介は主に各タイトルのOPムービーだが、発売前だった『灯火~』はスクリーンショットと紹介文が流れるのみとなっている。 本編とは特に関係ないが、実写を使用したオープニングムービーはなかなか格好良い。 問題点 PSのゲームにありがちではあるが、ロードが長めかつ多め。 特にメインメニューでは項目を一つ選択するごとにロードが挟まる。 収録タイトルを遊んでいる分にはほとんど問題はない。 総評 グラフィックの書き直しや追加要素のない純粋な移植であるが、その分、オリジナル版をそのまま楽しみたい往年のファンには感涙もの。 特にディスクシステムは遊ぶ環境を整えるのが難しかったこともあり、初期タイトルが最新ハードで手軽に遊べることが喜ばれた。 システム上、若干遊びにくかった点もきちんと改善されており、オリジナル版を尊重しつつ当時の現行ハードに合わせた仕上がりとなっている。 また、収録されている各種資料のお陰で神宮寺シリーズに初めて触れる新規ファンにも親切な作りと、ぜいたくな一品となっている。 配信 現在はゲームアーカイブスで他のタイトルと一緒に配信中。収録された各タイトル単品もVCで配信されている。
https://w.atwiki.jp/shinjukuop18/pages/36.html
←3章 歌舞伎町 Speak 熊野参造 佐々木が死亡した時期 佐々木の死の確認 佐々木の死因×2 Item 携帯電話 歌舞伎町 雑居ビル前 Move 中に入る 歌舞伎町 雑居ビル内 Search ドア 真ん中の木箱 床の焦げ跡 ドア横、木箱の横、柱の前と横下4か所の血文字を調べる Think 血文字について 知文字の理由 扉の鍵 他殺の可能性 Move 新宿淀橋署 新宿淀橋署 刑事課 Speak 熊野参造 村田の事件について 金本の事件について 坂下の事件について 望月の事件について×2 Think Move “SHIMA”本社 “SHIMA”本社前 Think Speak 牧野結子×3 Move 相美大学 相美大学前 Look 樋野文香 後をつける 墓地 Look 樋野文香×2 墓×2 Think Move 関の入院先 東新宿総合病院 病室 Speak 関秋彦 Look 関秋彦 Speak 関秋彦 樋野と村田の関係について 関と樋野の関係について 珍しい石について その後の交流について Think 打ち明ける Speak 関秋彦×2 最近の樋野について 強盗殺人事件について 関の考えについて 路地を回っていた理由について 香水について 襲撃について Look 関秋彦 室内 牧野結子 Speak 牧野結子 関秋彦×2 Look ファイル Move 神宮寺探偵事務所 Think 復讐 生まれなかったため 宝石 遺体の移動 佐々木鉄矢 竜涎香 Telephone “SHIMA”本社 応接室 Speak 安達志麻×2 Look 安達志麻 Speak 安達志麻×2 Look テーブル Think Move ジュエリーショー会場 ジュエリーショー会場 Look 辺り Speak 牧野結子 スタッフ Look 辺り Think Speak 安達志麻 Think 警備を確認する Move 会場を出る ホテル ロビー Look 辺り 樋野文香 Think Move 会場に戻る ジュエリーショー会場 Speak スタッフ Look 辺り Speak 牧野結子×2 Move “SHIMA”本社 廊下 Look ドア Move “SHIMA”本社 倉庫 Search 右奥から2番目の本棚の横辺りの床を2回調べた後、一番奥の棚を知らべる Think Look 棚 Item 備品リスト Look 棚 Item 備品リスト Think Sを3文字後ろにずらした Item 備品リスト Think 右奥から1番目の棚の5段目 左奥から5番目の棚の1段目 Look 破片の発見場所 左手前の棚 Think RR01 Red Rose Item 備品リスト Think RRB1 地下1階 Look 床 Look 金庫 段ボール箱(2回調べるとパスワードNo.8発見) Answer 入力する 0707 Move ホテル ロビー Move Speak 神宮寺三郎 Move ジュエリーショー会場 Look ステージ 観客席 Speak スタッフ Look 安達志麻 辺り 青年×2 Think 望月の事件 Look 青年 辺り Speak Look 安達圭人 Speak 安達圭人 Look 関秋彦 Question Talk profile Look 手元のナイフを見る Think 恐怖のため Speak Think 復讐はやめて Speak Think Item 流涎香本体 トロフィー【依頼完了:死者に捧げる石】獲得 パスワードNo.15入手
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/8599.html
探偵 神宮寺三郎 プリズム・オブ・アイズ 【たんてい じんぐうじさぶろう ぷりずむ・おぶ・あいず】 ジャンル アドベンチャー 対応機種 Nintendo Switchプレイステーション4 発売元 アークシステムワークス 開発元 オレンジ 発売日 2018年8月9日 定価 パッケージ版 5,370円(税別)ダウンロード版 4,991円(税別) レーティング CERO C(15才以上対象) 判定 良作 探偵 神宮寺三郎シリーズ 概要 収録作品 評価点 賛否点 問題点 総評 概要 コマンド選択式の探偵物アドベンチャーゲーム『神宮寺三郎』シリーズの18作目。 PS4/Switchでの初作品かつ、初めてのマルチプラットフォームとなる。 神宮寺、洋子、熊野それぞれが主役の作品が1本ずつと携帯アプリ版10作品のフルリメイク版が収録。 謎の事件簿も新作が1作品、そして次回作『ダイダロス:ジ・アウェイクニング・オブ・ゴールデンジャズ』の体験版が収録されている。 なお、本作の収録エピソードはダウンロード専用ソフトとしてそれぞれのストアで単品販売されている。 価格はリメイクと謎事件簿が各400円、新作が各600円(ともに税込)。 収録作品 『時の過ぎゆくままに』 『6枚の犯行』 『亡煙を捜せ!』 『アオイメノリュウ』 『イヌと呼ばれた男』 『ふた色の少女』 『託された指輪』 『椿のゆくえ』 『果断の一手』 『連鎖する呪い』 『魔鏡の真実』 熊野主役。 『死者に捧げる石』 洋子主役。 『虚飾の夜』 神宮寺主役。 『三郎と謎の秘宝』 謎の事件簿。 『ダイダロス:ジ・アウェイクニング・オブ・ゴールデンジャズ』序章 体験版。 評価点 シナリオは人気の高い作品が選ばれている事もありクオリティは安定している。 携帯アプリ版のリメイクはシナリオ自体はほぼベタ移植だが、グラフィックは全面的にリメイクされている。作品ごとに衣装が異なる洋子の衣装もしっかり描かれている。 新規シナリオは長さ自体はそこまでではないものの、本作では3本用意されているため総合的なボリュームは十分。 また過去作では『亡煙を捜せ!』などの複数主人公作品でしかメインを張る事がなかった洋子と熊野にもそれぞれ単独で新規シナリオが用意された。もちろんそれらの作品でも神宮寺は裏方として要所で活躍する。 新規シナリオのみキャラクター相関図がメモに存在する。 新規作だけでなく、アプリ版の作品もチャプター毎にプレイできるようになっている。またどのシナリオでもカーソルを合わせた時に新規シナリオは主役の声優、それ以外の作品は神宮寺役の小杉氏によってあらすじが読み上げられる(*1)。 BGM 過去作同様ジャズメインだが、演奏メンバーが増えた事もあってより重厚となり、携帯アプリ版の曲も新たにジャズ曲としてリファインされているが、ゲームの雰囲気を損なう事なく溶け込んでいる。 セーブファイルの大幅増加。 今までは3つ程度しかなかったが、本作では30と大幅に増加。14もシナリオがあるため非常にありがたい。 賛否点 グラフィック 『未完のルポ』ほど極端ではないが、本作のキャラクターグラフィックもアニメ塗り。質自体は悪くなく、背景からも浮いてはいないが、各タイトルのキービジュアルやタバコ吸うコマンドなどはいつも通りの渋い絵柄のため差が大きい。 謎の事件簿を除く全作品の絵柄が統一された。 これにより作品ごとに差異はなく、毎度毎度顔や服装が変わる洋子も安定している。DSでそのまままとめて移植していた過去作ではシナリオ毎の絵柄の変化に違和感を感じやすかった。 一方で、アプリ版及びDS版をプレイ済みの人からすると、絵柄が大分変ったシナリオもあるため、そちらに違和感を感じやすい。 問題点 大半が移植作品 携帯アプリ版の作品はグラフィック、サウンド面は大きくリメイクされたとはいえ、全てDSに一度移植されているためストーリーでの目新しさはない。 とはいえミドルプライスで14本ものシナリオを遊べるため、ボリューム自体は十分にある。また、前述のようにDL版はエピソード単体でも販売されているので、新作+謎事件簿のみであれば2200円とかなり安価で購入できる(*2)。 表現規制で不自然になったシーンが存在する 本作に収録されている『亡煙を探せ!』では、熊野が神宮寺の拘りについて語る場面があり、元は「マルボロ」「カミュ」「ミニクーパー」が言及されていたのだが、本作では商標の問題があったのか、「吸い応えのあるレギュラータバコ」「ブランデー」「コンパクトカー」となっている。 シリーズ経験者からすればやはり違和感のある表現であるし、それ抜きで考えても同シナリオで洋子が「先生は特定の銘柄しか吸わないはず(*3)」とレギュラータバコという括りではなく銘柄について話す場面も存在し、整合性が取れていない。 これらの固有名詞は新作のみならず携帯アプリ版リメイクでも一切登場しなくなった。これ自体は大人の事情ということで納得できなくはないが…。 システム 過去作同様非常にシンプルで、特に携帯アプリ版にはサーチモードが追加されるといったこともない。 グラフィック 携帯アプリの移植作はDS版ではOPなどにアニメーションムービーがあったが、絵柄が変更となった影響かそれらは全て削除されてしまった。 逆に本作オリジナルシナリオ3作にはちょっとしたアニメーションがあるが、本当にちょっとしたレベルであり単純なクオリティはDS時代以下。 タバコ吸うコマンドはDSや3DSではタバコを吸えない場所では専用のイラストだったが、本作ではどこでやっても煙草を咥え火をつけたものになっている。 総評 久々の据置機向け新作だが、良くも悪くも何時もの神宮寺といったクオリティ。 シリーズファンはやはり過去作でのアプリ作品のプレイ状況でボリュームは変わってくるものの、システムがシンプルなためとっつき易く、新規プレイヤーならば十分お勧めできる作品となっている。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/506.html
探偵 神宮寺三郎 危険な二人 前編/後編 【たんてい じんぐうじさぶろう きけんなふたり ぜんぺん/こうへん】 ジャンル アドベンチャー 対応機種 ファミリーコンピュータ ディスクシステム 発売元 データイースト【VC】アークシステムワークス 開発元 データイースト酒田エス・エー・エス 発売日()は書換開始日 前編 1988年12月9日(1989年1月27日)後編 1989年2月10日(1989年3月24日) 定価 3,300円 配信 【Wii】バーチャルコンソール 2009年1月6日/500Wiiポイント レーティング CERO A(全年齢対象)(*1) 判定 なし ポイント 神宮寺と洋子の人間関係に注目 探偵 神宮寺三郎シリーズリンク 概要 ストーリー 特徴 評価点 問題点 総評 余談 概要 コマンド選択式の探偵物アドベンチャーゲーム『神宮寺シリーズ』の第3作目。初代『新宿中央公園殺人事件』と同様のFCディスクシステムにて、前後編構成で発売された。 ストーリー 神宮寺は、助手である洋子の友人・京子の誘いで、バイクレースを観戦するため洋子と共に鈴鹿サーキットを訪れた。 そのレース中、京子の夫であるレーサー・岡崎が事故を起こしてしまう。 しかし、事故を起こした人物は岡崎ではない全くの別人、という奇妙な事態が判明。 時を同じくして、近くのホテルでは銃殺された京子の死体が発見された…。 特徴 シナリオ 基本的には神宮寺をプレイヤーキャラクターとして操作するが、第一の事件の現場に立ち会ったり重要人物から情報を聞き出したりする役割は、被害者や周辺の人物と関係を持っている洋子が担う。 今回の事件を担当する警察関係者は神宮寺に非協力的であり、その分過去作よりも洋子の働きの比重が上がった(本作以降のシリーズ作品と比べると、この頃の洋子の活躍はまだ控えめ)。 足を使ってあちこちを捜査して回るというよりは、一つ所に落ち着いてじっくり熟考する方向でゲームは進む。 ディスクシステムに回帰したため、データの保存は前作のパスワードからセーブ機能に戻った。 評価点 既存キャラの掘り下げ それまで「探偵」と「助手」というややドライな関係で続いてきた神宮寺と洋子だが、本作ではそれまでと比べて少し関係性が揺れ動く。ここは、神宮寺シリーズ的な意味での見所の一つ。 このように本作のシナリオは、事件そのものもさることながら「人物の掘り下げ」の方にも力が入っている。 グラフィック・BGM ゲーム中のBGMの種類が増え、シーンごとの使い分けが明確になって、渋く落ち着いた雰囲気はより伝わりやすくなった。 シリーズの例に漏れず、人物グラフィックは描き込まれたリアルタッチ。 ある程度の進展が無いと場所の移動ができず、不要な詰まり状態には陥りにくくなった。 「タバコ吸う」コマンドの存在感が少しずつ上がってきた。シナリオの中で、「タバコ」という小道具としても機能している。 問題点 人物相関の把握が少々面倒 絵のクオリティは高いものの、人物のデフォルメがなく名字も一般的なものばかり。シナリオ自体も複雑なので、全体像を把握するのは少し難しい。 総評 神宮寺シリーズを構成する基本的な要素が少しずつ板につき、シリーズに脂がのってきた。前作『横浜港連続殺人事件』から、全体的に着実な進歩が見られる。 しかし、もはやある種のフォーマットと化していたコマンド選択式ADVの殻を破るには、並たいていの工夫では足りなかった。本作も数あるADVゲームの中では安定して面白い方だが、ぜいたくを言うなら、複雑な物語に読み手を引きこむパンチ力がもっとほしい。 本作自身は良作と特筆できる決定的なアピールポイントに欠けるかもしれないが、雰囲気ゲーとしての完成度を更に向上させた次回作『時の過ぎゆくままに…』に至るまでの、地道だが確かな第一歩と言えるだろう。 余談 過去作とは毛色の異なるサブタイトルだが、これは沢田研二が1973年4月21日にポリドールレコードからリリースした曲と同名。ただし厳密には同曲のタイトルは『危険なふたり』と「ふたり」がひらがな表記。 直接のストーリーとの関連はないが2年後の1990年にロムカセットで同じく沢田研二のシングルレコードと同名『時の過ぎゆくままに…』(こちらは1975年8月21日に発売)をタイトルに据えているので少なからず意識はしている。 なお、先述の2曲のレコードリリースも2年ほど違うのだが、さすがにこれはただの偶然と思われる。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/348.html
探偵 神宮寺三郎 横浜港連続殺人事件 【たんてい じんぐうじさぶろう よこはまこうれんぞくさつじんじけん】 ジャンル アドベンチャー 対応機種 ファミリーコンピュータ メディア 2MbitROMカートリッジ 発売元 データイースト【VC】アークシステムワークス 開発元 データイースト酒田エス・エー・エス 発売日 1988年2月26日 定価 5,500円 配信 【Wii】バーチャルコンソール 2008年9月2日/500Wiiポイント レーティング CERO A(全年齢対象)(*1) 判定 なし ポイント 人気ADVシリーズの初期作品今回の神宮寺はちゃんと強い 探偵 神宮寺三郎シリーズリンク 概要 ストーリー 特徴 評価点 賛否両論点 問題点 総評 その後の展開 移植・リメイク 概要 FCのゲームとしては珍しくハードボイルド路線を狙った、コマンド選択式の探偵ものアドベンチャーゲーム『神宮寺シリーズ』の第2作目。 前作『新宿中央公園殺人事件』はFCディスクシステムのソフトだったが、本作はROMで発売された。 ストーリー 横浜の警察署捜査課長である伊勢崎の元に、後輩から「婚約者が失踪した」との捜査依頼が舞い込んだ。 失踪したという女性「エバ・クリスティーナ」は領事館勤務。丁度その頃、同じ領事館に勤める別の女性の周辺で密輸に関する捜査をしていた伊勢崎は、事件の関連を疑う。しかし領事館は外交特権を持っているため、その進捗には限界が見え始めた。 立場上の板ばさみに苦しむ伊勢崎から相談を受けた熊野警部は、友人である私立探偵の神宮寺を彼に紹介することとなる。 伊勢崎のマークしていた女性がエバの失踪の二日前に水死体となって発見されている事からも、調査は一刻を争う状況であった。 特徴 主な登場人物が大人ばかり、攻略に必須なコマンド「タバコすう」の存在、まったくもって子供向けではないストーリーなど、シリーズそのものが個性的な特徴を持っているが、本作ももちろん例外ではない。 前作ではゲームオーバー展開のあれこれで情けないシーンも多々見られた神宮寺だが、今回はなかなかのタフガイ。より「ハードボイルド作品の主人公」らしくなった。なお、本作にはゲームオーバーは無い。 謎解きはいわゆる総当り式。依頼人や参考人には何度も繰り返し聞き込みを行い、時にはタバコを吸って頭を冷やすといった搦め手も使ってきっちりと情報を集める必要がある。 タバコ以外にもホテルでコーヒーを頼む、洋子に気付いた事を尋ねるなどで別のヒントが得られることがある。難易度の緩和と共に、洋子の直感で神宮寺が助けられるといったキャラの描写にもつながっている。 そのため、推理ADVというよりは探偵小説といった趣の作品と言える。 評価点 ちょっとした切っ掛けから始まった事件の裏に渦巻く陰謀が次第に明るみに出ていく王道のストーリー展開は、王道なだけあって安定した面白さがある。 ゲーム中にはタバコを吸ったのち、それまでに判明した事をプレイヤーと共におさらいしつつ今後の捜査の方針を決めるというシーンがある為、プレイヤーも推理に参加しているという感じがよく出ている。 事件解決に直接関係ない要素も結構多く、ちょっとした行動でセリフが変わる事が多いので寄り道を楽しむ事も出来る。ふざけた行動をとると助手の洋子に本気で怒られるなど。 実際の横浜の風景を模した背景グラフィックのクオリティは高い(横浜スタジアム、マリンタワー、港が見える丘公園等、登場する場所の大半は実在する場所)。FCの弱点である色数の少なさもうまくごまかしている。 そう思うと、モノトーンで色・質感ともブロンズ像のような神宮寺の顔グラも味わい深い。 前作ではややデフォルメされた登場人物の描き込みだったが本作ではリアルになり、女性はよりきれいに、男性はより濃ゆい顔になっており非常に個性的である。 シブい雰囲気で統一されたOPデモ。新曲BGMも大幅に増えたうえに格好良い。 OPデモの1シーン モノトーンの神宮寺。何気なく背景がすごい 事件の山場を境に通常BGMが切り替わる演出により、高揚感と緊迫感が向上。 要所で入るアイキャッチ、格闘シーンにおける演出も見事でハードボイルド路線を強調している。 賛否両論点 シンプルなADVになった事 前作にあった斬新な試みがことごとく整理されてしまい、システムとしてはかなり保守的になってしまった。特徴的なコマンドはタバコを吸うぐらいで、前作に存在し、以降の作品でも定番化した「おどす」コマンドも本作には存在しない。 ただ、このおかげでおかげで人気要素であったハードボイルド要素に集中できる。 問題点 「タバコすう」コマンドは活躍する局面がまだ少なく、総当りADVの謎解きを難しくするための変り種コマンドの域を出ていない。 一緒に捜査を行う相棒を2名から選択するシーンがあるのだが、その内の片方が完全な役立たず。キャラ設定を考えると「らしい」と言えなくもないが、「あんまり」と言えばあんまりである。 特定のシーンでハマリポイントが存在する。 とある情報を得る前に移動してしまうと二度と戻れなくなり、情報もないため詰みとなる。こうなった場合はパスワードでやり直すしかないのだが… パスワードが長い 中断、再開はパスワード形式なのだが文字数が56文字もあるため、かなり大変である。(*2)、パスワードはアルファベットと一部の記号で表現されている為、間違えやすい文字が少ないのがせめてもの救いである。(ψやΩといった見慣れない記号も多いが…) また、中断時に表示される際は「10文字区切り」であるのに対し、入力画面では何故か「4文字区切り」となっており噛み合っていない。同じ文字が連続する事も多いため、より注意深く見なければ間違えやすくなっている。 もちろん文字数が多い分、精度は非常に高く、ゲーム中のほぼすべての場面で中断再開が可能である事は記しておく。 文章のミスが多い 「きづいたこと」を「きずいたこと」と「とおり」を「とうり」といった誤字がかなり目立つ。聡明な設定である神宮寺や洋子がこういった誤字台詞を連発する為、馬鹿っぽく見えてしまう。 「台湾」の密輸捜査官を「香港」の密輸捜査官と言ってしまったり、加賀山署の伊勢崎を「ああ、いせざきしょの…」と言ってしまうなど文章そのものの意味が間違っている部分も散見される。 + ネタバレ クリアに必須だが特に伏線のないボタン等、やや投げっぱなしな展開が目立つ。 神宮寺と洋子は名前しか聞いていなくとも状況的な判断で、あった事のない登場人物を言い当てたり、そのまま話が通ってしまう為、写真を見たり人に見せる必要が全くない。とある人物の写真に至っては破られるか没収される以外に使い道がない。 とある人物を張り込む際も、一人の男がアパートに帰ってきただけでその人物であると判断して張り込みを行う。事前に貰った写真を調べて顔を覚えるといった手順があればもう少し説得力が出た。 写真を調べると神宮寺による人物評が聞けるので世界観に深みを持たせるための物なのかもしれない。 ストーリーの面においても、神宮寺達の裏で捜査を進めていた「リョウ・ケイコク」が事件の大部分でおいしい所を持っていく(事件の核となる犯人達の重要な情報を流す、ヤクザに絡まれた神宮寺達を助ける、逃走寸前の真犯人の一人を倒して反撃の機会を作る) 当の神宮寺は、リョウのおこぼれを拾うか、尾行がばれてヤケ酒をかっ食らうといったあまりカッコよくないシーンが目に付くようになっている。 もちろんタバコを吸った際のひらめきで様々な方向性から事件を切り込んでいくといった見せ場はあるのだが… 総評 探偵もののシナリオは警察組織が何故か全く役に立たない事をよく突っ込まれるが、本作の設定はそこを上手く説明している。もっとも、低年齢向けではないストーリーである上ジャンルがハードボイルドなだけあって、テキストは終始淡々としているため、盛り上がりどころを見落とさないよう注意が必要。 システムはしごくベーシックであり、「足と口と耳をフル稼働して事件を解決する探偵ものADVが好きか嫌いか」が全てである。そういう意味では、コマンド選択式ADVの標準といったポジションに当たる。 今からやるとなると、さすがに古さが目につくと思われるので、「神宮寺シリーズの第2作目」としての存在価値がメインになるだろう。 その後の展開 次回作の『危険な二人』は、再びディスクシステムでの発売(前後編の別売り構成)となった。また、本作の登場人物の一人である「リョウ・ケイコク」が、キーパーソンとして登場する。 移植・リメイク 『Early Collection』(PS,SS)にオリジナル版が、『いにしえの記憶』(DS)に携帯アプリ(リメイク)版が収録されている。また『GHOST OF THE DUSK』(3DS)の初回封入特典として、FCアレンジ版のダウンロードコードが封入されている。 『EarlyCollection』では攻略のヒントがソフト内に同時収録されており、パスワードのセーブも可能。また神宮寺による回想によって事件の細かい伏線の補完がなされる。一見、ベタ移植であるが、本作の問題点である誤字、文章の間違いやハマり要素が修正されており、VC版よりは今から始める人に優しい仕様かもしれない。 携帯アプリ版(リメイク)は前作のリメイクと同様に、概ねの筋と登場人物を使って新たに再構築したものとなっている。その為、事件の展開や人物の立場が大きく異なっており、登場人物が大幅に整理された都合上、表題こそ連続殺人事件ではあるが、事件中に殺害される登場人物は一人だけとなっている(*3)。 『GHOST OF THE DUSK』付属版はほぼオリジナル版と同様だが、オールバックだった神宮寺が近年の前髪を逆立てた髪型になっている等、主に人物のグラフィックがリファインされており、こちらも誤字とハマりの修正が行われている。